【相談事例14】現金5,000万円の相続対策

父の財産のうち、現金5,000万円について相続対策をしたいのですが、
生前に、父の名義でマンションを購入し、しばらく、私がそこに住み、父の死後、私が相続税するというのは節税になりますか?

父母はまだ存命で、私自身は結婚して、子供が2人います
ちなみにどちらの子供も成人して家から出て独り立ちしています。(結婚はしていません)

 


<杉森の回答>
相続対策は、
・いかに揉めなく分けるか?
・必要以上に税金を払い過ぎないように
・お金や資産を将来も残していけるか?
の3点に絞られます。

今回の相談では節税にフォーカスされていました。

まずマンションを購入すると、節税にはなります。

現金5,000万円がそのまま不動産5,000万円に変わったとしても
建物の評価額は6〜7割程度には下がります。

つまり相続税では、3,000〜3,500万円ぐらいの価値になるのです。

また賃貸すれば、さらに評価額を下げることが出来ます。

なお、父親の自宅ではないので、そのマンションを私が相続しても、小規模宅地の適用はありません。

ご注意を〜!