地図の縮尺が1/600の場合にはヤバイ!

不動産調査の時に必要となるのは、公図ですが

縮尺によってその土地はヤバイか、まず分かります。

 

ヤバイというのは、

早目に測量などが必要という意味です。

 

先日相談にいらしたお客様の土地も、土地を2つ並んでいました。

図面上の大きさの対比は、3:2ぐらいでしたが、

登記の地積は、約600:約600でした。

 

登記簿の地積は同じくらいなのに

地図上では全く大きさが違う〜!

 

そこで公図を確認すると

縮尺が600でした。

 

縮尺600ということは、

結論から言うと、明治初期の地租改正の際に作られた地図ということなのです。

つまり古くて、精度が悪い地図ということです。

 

でもすぐにヤバイという訳ではなく

その際には、もう一つ図面があるかどうか確認する必要があります。

 

その図面は「地積測量図」という図面です。

この図面は、過去に土地を分筆された際に、作成された図面です。

これがあれば、過去に測量されたことが分かります。

 

この図面も無い場合には、まさにヤバイ。

 

そんなところから依頼をいただくことになりました。