相続税対策=不動産対策と断言できるほど、不動産対策が大事です。
というのは、不動産は金額以上に高く評価される傾向が高いからです。
3,000万円以上の不動産を持っている人は沢山いますが、3,000万円の現金を持っている人は稀です。
また相続税がかかる一番の原因は不動産の評価額が高すぎるということです。
逆に納税のための現金を持っている人はいないために、苦労するわけです。
相続税がかかる方の資産割合は不動産が7割以上
相続税がかかる方の資産割合は、不動産7割以上で、現金は1~2割しかないことが多いです。
しかも不動産は自分が思っている以上の価値の金額がつきます。
日本人は土地神話という言葉があるように、土地に価値を置いています。
だからという訳ではありませんが、高めに評価額がつくことが多いですね。
対策するためには何をすればよいか?
でもそうは言っても現状は変わらないですよね。
対策するとしたら、まずは「現状把握」が大事です。
現状把握とは、まずは不動産評価額を査定することです。
ちなみにこの評価額は不動産の売買時価ではありません。
相続税法に従った評価方法による評価額です。
そのため売買時価と大きく異なることもあるのです。
もし相続税評価額>売買時価の場合には、要注意ですね。
不動産の税制知識も必要です
また相続税法では、不動産評価額は土地の使い方によって、評価額が変わることも忘れてはいけません。
例えば、他人に土地を貸している場合には、貸宅地という評価方法になり、減額されます。
また小規模宅地などの特例などによって、大幅に評価額が下げられる場合があることも知っておく必要があります。
ただし、特例はあくまでも時限的な措置なので、税制改正で内容が変わることがあるので注意が必要です。
まとめ
相続税対策は不動産対策とは申し上げましたが、この対策方法は本当に沢山あります。
またご家族の状況によっても大きく異なりますから、確実にこの方法と呼ばれる方法が無いのが事実です。
まずはどんな方法が選択肢としてあるのか知っておくことから始めたほうがよいでしょう。
巷の書籍を読むのも良いとは思いますが、自分には何が必要なのか分からないので、不効率な方法かと思います。
まずはお気軽に相談していただき、専門家から選択肢を聞いた上で、それについて書籍を読んで自分自身の知識を深めた方がよいかと思います。